美崎薫+さん
- 記憶と記録は違うよね
- 未来と過去: 過去だけためててもしょうがないよね
- 岡田斗司夫 = 実践者
いまここのエッジ感
いまここ
- 身体的なことが重要
- リアルなこと
- 主体的なこと
- いまここじゃないもの == いつかあそこ
記憶する住宅
- 住宅は記憶しない
- 見ることで記憶が活性化される
- 普通の住宅のなかにコンピュータを埋め込んで記憶を補助してもらう
- 提示して記憶を活性化し、未来に役立てる
ハイパーテキスト
- 1990年: 退屈
- あれってこれ?とつながる時代が訪れる
- サーチエンジンは記憶ではない
- ハイパーテキストは、浅い階層でつながっている
- わずか2階層で75%
- 3階層で98%のものを見つけられる
- 日記を書きながらメールを書いていると
- ありとあらゆるものがリンクしている
- 古いところにも常に張り直している
出てくる体験を数値化: 567発見
- 「あっ」と思うたびに数えた
- 白鯨とヨナ書とピノキオは同じなのか、とか
なくした体験を数値化: 9例
- 見つかったが代替品を入手: 30回
- ものが見つからない: 64回
- データは見つかることが多いけど物は見つからない
SmartCalendar
- 画像10万枚で手では無理(2002)
- 脳が活性化されて、翌日に悪夢をみるようになったり。
- 写真
- イラスト
- 文書
- 「初めて使えるアイデアメモが出てきた」という評価
- 「観察する」そしてそれに気づくことが重要
- ただ見てるだけだと見てない
読み取れることは知識の数で増えていく
頭をからっぽにすること
- 毎日思いついたことをすべて叙述していくと、
- 翌朝発想/啓示にあふれて目が覚めることが最近増えた
PilePaperFile
- カレンダーがいやだ、という人が多い
- 紙
- たくさん感が重要
- 選択肢がゆだねられることで得られるリッチ感のこと
- たくさん感の適当な分量はいくつか?
- たくさんとは100個だ
- 書棚モチーフ
- どこまでリアルにするか、どこまでリアルにしないか
を考えて作っている
大きさ
- 意識よりも無意識が大きい
- でもそこまではできていない
- 無意識よりも脳の方が大きい
- 脳よりも体の方が大きい
- 体よりも住宅の方が大きい
- 住宅よりも社会の方が大きい
- 脳は空よりも広いという話もある
- はたしてそうなのか?
- 記憶する住宅が記憶しているのであって、
- 美崎薫はなにも記憶してない可能性がある?
コンピュータによる記憶
記憶を支援してくれる
- 過去を共有するコンピュータ
記憶する住宅はすべてを記録できているか?
- 意識か、イメージか、言語か
- ギャップがある
- 「黒子」という漫画。名無しの神がすべてを記録している
- 情報だけじゃだめ。それを生き返らせる方法がないとだめ
幼児期健忘症
- 四歳までは全部たどれるようになったがそれ以前はたどれない
- 幼児型記憶
- 不変、フラッシュバック型
- 成人型記憶
- ストーリーがある
- フラッシュバック型記憶は外傷型
- 思い出すのがつらい場合もある
心はどこにあるか
- そういえば増井さんのpoboxを使ったときに増井さんになった気がした
Q and A
- Q: 映画の画像の検索は
- A: 公開年が分かったのでそこから映画が分かった
- 同じ時期のフォルダを探してたら別の写真が見つかった
- 検索して発見するよりか、見て分かる
- 検索の時間は結構長い。1時間とかかも
- Q: 記憶の話で、食べる話
- 「ワイズマン」という話。心臓を食べて記憶を伝承していく
- Q: ぼくは記憶が人よりあんまり消えないみたい
- 幼稚園の記憶がある。でも、ふられた思い出がいっぱいある
- A: 忘れないと幸福な一生を送れないと言われているけど、
- いやなことを乗り越えて今生きていると思うと強くなれるらしい
- Q: (drop) 価値観を
- A: 同時に画面に出ている。大きく出てるということが
- Q: 大きく開いているということ事態が美崎さんの操作の結果リンクが始まっているのでは
- A: それだけじゃない。
- Q: インスタンスが50万ぐらいあると意義があるかも
- Q: 著作権とか細かいところはどうでもよくて、グランドデザインはどうなのか
- 肥大した自我というイメージを受ける
- 外部脳は内部脳とはまったく違う
- ここまでやってるのにもったいない
- A: 今はもったいなくてもいいかなと思っている
- 誰にも理解されないのでまあいっか、とか。
- Q: 不老不死とかそういうのは脳科学の人間としては世迷い事
- メモリーのアバンダンスが外に出てくると、
- プライバシを考慮した公開の仕方とかがチャレンジング
- 美崎さんが2,3人いたらどうなるか。一万人いたらどうなるか
- A: 暴走する準備を進めます
- Q: 美崎さんはご自身としか対話したくないのでは?
- A: 時々そういう風に言われます。
- 自分の中で出てくるのと、伝えるのはちょっと違う
- 揺れてて、広めた方がいいと思うこともある
- でも、怖いと言われるとなぁ。
- 「仕事が終わると全部」
- 「時々落ち込むことがあるけれど私は元気です」
- 会場笑い
- (ロガーの私見) みんな笑えるのは記憶が共有されているから?
- Q: 茂木さんご本人にさせてみるとか
- Q: 検討させていただきます
- Q: 学生に自分の記録全部を見せてたら一月で逃げられた。なんにもおもしろくなかったらしい。
- A: そうだと思います
- うまくだせた上澄みの部分はおもしろいが、日常的なことはおもしろくない
- Q: 情報をためこむ作業ですが、データを作る部分は負担では?
- A: 最初スキャナでスキャンしてた。当初は大変だった。
- 最近スキャナがよくなったので、一日1時間
- 一冊置くのに10分。おいたら勝手にスキャンしてくれる
- 断裁機を買った。これは無敵。本はバラスのが大変だった。
- Q: 美崎さんのメールはひどい内容。普通挨拶とかあるが、美崎さんは画像だけとか日記のこぴぺだけが貼ってあるメールとか平気である
- A: 内部と外部の差がうまくついてないのかもしれない
- Q: 挨拶をメールに書くのは日本人だけ。アメリカの研究者とかだとよくあることじゃないか
- Q: もう一人美崎さんみたいな人が出てきたら争うとかあるかも
- A: 本を断裁してスキャンすると、本を大切にする人に怒られる
- 本をばらして見えてくるのとは全然違う体験なのに。
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