avahiでのサービス発見
ここではzeroconf実装の一つであるavahiを利用した場合のサービス発見について述べる。
サービス発見
コマンドラインを使ったサービスの発見にはavahi-browseを使う。プログラミング言語からのサービス発見は後述する。
同じリンク上の全てのサービスを得たい時は -a を使用する。
% avahi-browse -a
また、特定のサービスだけを発見したい時は -r(--resolvでも良い)を使い、サービスタイプを指定する。
% avahi-browse -r <ServiceType>
サービスタイプ
サービスタイプとは、zeroconfにおけるサービスの種類を指定するものである。
登録されているサービスタイプはDNS-SD(http://www.dns-sd.org)のサービスタイプのページ(http://www.dns-sd.org/ServiceTypes.html)に書かれている。以下に代表的なサービスタイプをいくつか挙げる。
- cvspserver (CVS PServer)
- net-assistant (Apple Remote Desktop)
- sip (Session Initiation Protocol, signalling protocol for VoIP)
- skype (Skype)
- svn (Subversion)
- ws (Web Services)
なお、実際にavahi-browseでサービス発見をするときには、
% avahi-browse -r _http._tcp
のように"_"を付け、その後に"._"をつけてからプロトコルを指定する。